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Marry Me? ~42~ 

西田は司が倒れた事が表沙汰になっては株価に影響するため、それをカバーするため必死に奔走していた。

当然楓に黙っているわけにはいかず、現在は楓の指示で動いている。

楓は西田からの報告を受けて、遂にこの時が訪れたのかと思った。

長かった。

はじめは数日で思い出すだろうと思っていた。


それが数か月…数年と過ぎ去り、気付けば17年も経っていた。

司が結婚を決めた時は、記憶が蘇ってしまったら?と危惧しながらも結婚を認めたのだ。

司は思い出したらきっと、牧野つくしに会いに行く。そして又好きになるだろうと分かっていたから。

でもその危惧はあっという間に消えた。
なぜなら、どう見てもその結婚相手を愛しているようには見えなかった。
そして報告される二人の生活は完全に破たんしていて、いつ別れてもおかしくないだろうと思っていたから。


予想よりは長い結婚生活だったが、案の定二人は離婚した。
しなくてもいい結婚をして、幸せになれない息子をフビンに思っていた。


まだ記憶は戻っていないようだが、それでも再び牧野つくしに恋をした息子。

同じ女に二度までも…。

呆れるほどバカな息子。

でも、今度はあの子の恋を見守ります。

フフッ…あの子というには随分歳をとって世間的にはおじさんのカテゴリーに属する年頃なのかしらね。

そう…わたくしも随分歳をとってしまったわ。

そろそろ孫の顔もみたいわね。


楓はタイムズスクエアの渋滞にはまりながら、報告書を片手に息子の幸せを願っていた。



*******

その頃日本では、司が倒れた事を知らないつくしは週が明けて、いつも通りの生活を送っていた。

目覚ましが鳴る6時に目覚め、朝食とお弁当の支度をして、満員電車に揺られながら出勤して、仕事をこなし、帰宅する。

ただ一つ、いつもと違うのは今日は婚約者の田中太郎さんのマンションへ行って夕ご飯を一緒に食べる約束になっていた。

『今仕事が終わりました。スーパーに寄ってから行きます。』

とLINEを送ると、1分もしない間に返信が来た。

『もう準備出来てますので、手ぶらでいらして下さい。』

もう…。私には何もさせてくれないんだからッ。

さすがに手ぶらで行くには気が引けて、ビールとつまみにチーズを買って太郎のマンションへ向かった。

ピンポーン!

オートロックのインターフォン越しに聞こえる返事

「「いらっしゃい!」」





☆☆☆☆☆

満を持して少しですが婚約者の田中太郎が登場(?)しました。
誰も待ってなかったりして(笑)
最終話か、その直前に出せばいいかと思ってましたが折角なのでみなさんの妄想の種の一つになればうれしいです。








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