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つくしのアルバイト ~水泳教室のバイトも楽じゃない~ 

このお話は、司がニューヨークへ行く事なく、順調に交際を続け、お互い英徳大学2年生と1年生の設定です。


*******

司は大学生活を送りながらも、実家の道明寺材財閥の仕事も覚えるため、二足の草鞋を履くという高校時代の彼からは想像もつかない多忙な日々を過ごしていた。

つくしも又、講義をめいいっぱい入れている上合間にはバイトを入れて、司に負けず劣らずの多忙ぶりだ。

司としては、お互いに休みを合わせて例え短い時間だとしても逢瀬を重ねたかった。

しかし鈍感女のつくしには、そんな司の恋する乙女(?)心が通じる事はなく、新たなバイトを始めてしまった。


「おまえって奴は、俺に断りもなく…」

司はイライラして拳に力が入るのを止められない。

「道明寺に断る必要なんてないでしょ?」

「ある!おまえ人前で裸晒すなんざ破廉恥だろ!?」

「はぁ!?あんた何言ってんの?裸じゃなくて水着着てるわよ!!」

「そんなもん変わんねえよ!
布切れ一枚だろ!
大体体にぴったりはりついて、ライン丸わかりじゃねぇか。
こーやったら(目を細めたら)透けて見えっかもしんねぇぞ。
あークソー!おまえの裸は俺様だけのもんだってのによー!
そんなバイト辞めちまえッ!!」

「何バカな事言ってんの?そんなんあるわけないし、出来るわけないでしょ?」

こうして俺と牧野の話し合いは平行線のまま、お互い譲らず物別れに終わった。


翌日、オフィスで仕事をしているも全然集中出来るわけがねぇ。
なんせ今例のバイトの真っただ中だ…

クソー!クソー!クソー!

「西田、今日はこれで帰る。」

仕事なんてやってられっかよ。

「それは無理なお話です。
今日中に決済頂かないとならない書類はまだこんなに残っております。」

そう言って指示された先には、まだ山のように書類が残っていた…
一体いつおわんだよ。

「そんなんやってられっかよ。
こっちはつくしの貞操がかかってんだよ。」

「それは随分物騒なお話ですね。
一体何があるというのですか?」

「んあ?今スイミングでバイト中なんだよ。」


…。スイミング?
西田は溜息を禁じ得なかった。
バカらしい。
そんなバイトで貞操が脅かされるわけがないであろう。
それでもそのようなバイトをしたら、坊ちゃんがやきもちをやかれる事など容易に推測出来るだろうに、牧野様も随分浅はかな…

このままでは仕事にならない。


「では、どのような御様子か見に行かせましょう。
司様は一刻も早く終わらせて大手を振ってお会いできるよう仕事に集中して下さい。」

その時、突如10名のSPが俺の執務室に乱入してきた。
俺の逃亡を防ぐためだろう。
それにしても、こいつら盗聴でもしてんのかよ?

仕方なく俺は、斎藤に牧野の様子を撮影に行かせた。

30分後、バイト先に到着した斎藤は撮影禁止の中こっそり仕込んだカメラから盗撮した牧野の姿をLIVE中継で送ってきた。

俺はそれを見る為に休憩と銘打って、PC画面に釘づけになった。

それにしても、盗撮映像ってなんだかドキドキすんなぁ…

画面な中から愛しいつくしの姿を探す。

それはすぐに見つかった。

スリムな体系に、競泳水着がよく似合っている。

水をもはじく笑顔で元気よく指導している姿は…

「あいつ…女神かよ」

だらしなく、かついやらしく、自らの恋人の水着姿に鼻の下を伸ばされて盗撮映像に見入る御曹司の姿を、西田は呆れて見ていた。

この様なお姿…総帥にも楓様にも見せられない。


と、司の表情がみるみる険しく変わっていく。

「人の女に抱きつきやがってぇ…」

西田はPC画面に視線を移すと、確かに抱きつかれている牧野様。
しかし、相手は…

「クソッ、何抱いてんだよ!」

「そんなに男に触れられやがってぇー」

「あいつを抱いていいのも、触れていいのも俺だけなんだー!!」

と叫びながらPCをガンガンとゆする司様。

「そんなにされては壊れま…」

その一言は、司様の叫び声で掻き消された。

「ぶっ壊れちまったぁー」


数分後

「西田、俺もスイミング始める!」


全く牧野様は、とんでもないアルバイトを始められたものだ…


「ですが、子供用クラスでございますよ。」




*******

その後も牧野様がアルバイトを続けられたのか?
それは…フフフフフッ…



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