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恋説 ~18~ 

俺は牧野の嘔吐を受け止めたシャツを脱ぎ捨てパンツと下着も一気に脱ぎ去ると、勢いよく流れるシャワーを全身に浴びた。
浴び終えた俺は、何とも言えない爽快感に襲われた。

「ハーすっきりした。」

バスローブを羽織、ゴシゴシと髪の毛を拭きながらリビングへ行くと、まだ牧野は来ていなかった。女だから当然か。その時はそう思ったが、更に15分経過しても牧野は出てこない。もしや具合が悪くなって倒れているんじゃ?
心配になった俺はシャワールームのドアの前に立った。
既にシャワーの水の流れる音はしなかった。
というよりも、物音一つしない。
しかし中で立っているのがくっきりとわかるシルエットが映し出されている。
一体何やってんだ?
不審に思った俺は声をかけた。

「どうした?中々出てこねえけど具合でも悪いのか?」

「いえ、具合は…大丈夫です。ただ…」

「ただなんだよ?」

「着替えが…えっと…昨日着ていたスーツもシャツも汚してしまったので…」

「そこにバスローブがあるだろ?」

「はい。えっ!?これを着るんですか?」

牧野の声とは別に、入口から誰から入って来た。

「牧野、ちょっと待て。」

俺は牧野にそう告げると再びリビングに戻った。
そこには昨夜電話をしておいた西田が、頼んだ物を持って現れた。

「司様にまさか牧野さんのお召し物を用意するよう言付かるとは夢にも思いませんでした。」

そう言った西田の視線は、まだ濡れたままの俺の髪の毛にバスローブ姿、そしてホテルという場所柄からだろう、おそらくそういう行為をしたと勘違いしてなのだろう明らかに非難めいていた。

そりゃそうだよな。まさか女物の服を、しかも部下の服をこんな朝っぱらから用意させられるなんて思わねえよな。

「俺だって、まさかゲロかけられるとは夢にも思わなかったぞ。」

西田は眼鏡の奥の瞳を見開いて驚いていた。

「まさか…」

「いやマジだ。」

今ので西田はどう受け取っただろうな?まぁいい。

俺は西田の手から新しいスーツが入っている袋を受け取ると足早にバスルームへ戻った。

「キャッ!!」

まだシャワールームにいると思いこんでいた牧野は、既にバスローブを羽織っていた。
だがじろじろと見てはいけない気がして、俺は視線を横に走らせた。

「わりい。…これ着替えだ。早く着替えて来いよ。」

それだけ言うと、袋を足元に置いてリビングに戻った。

「クスッ…顔が赤いですが大丈夫ですか?」

「チッ…赤くなんかねぇよ!」

「今日の予定ですが、ご指示あったとおり変更しております。では、私はこれで退散させて頂きます。」

「西田、色々サンキューな。」

そう言うと、西田は笑顔を向けながら一礼して出て行った。



その時つくしは袋の中身に手はプルプルと小刻みに震え、開いた口がふさがらないでいた。





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- 4 Comments

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2017/10/18 (Wed) 19:40 | REPLY |   

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2017/10/19 (Thu) 10:45 | REPLY |   

きぃ  

スリー*。・.*さん

こんにちは。
イベントを盛り上げて下さってありがとうございます。
フフッ…こっそりのつもりはなかったんですが、イベントの裏で更新していました(笑)

面影はですね、この後司がつくしを見た時が次回の見せ場ですね。絵と司の関係は司もはっきりわからないんです。そこがこれから二人の関係に大きく影響する予定です。

最愛は、仕事がある平日なんです。
あとちょっとで出勤になりますが、色々予定しております㊙
バスローブ姿は、下に何も身に着けていない状態なので恥ずかしいかな?と、あんな風に書いてみました。

2017/10/19 (Thu) 14:39 | REPLY |   

きぃ  

さとぴ*。.さん

こんにちは。
レアですか?確かに二次の世界の西田さんは鉄面皮で通っていますよね。
私のblogの西田さんは比較的鉄面皮ではないですよ(笑)

下着はTの予定ではありませんでしたが、リクエストと受け止めTにしますね(笑)
色はお任せで♥

2017/10/19 (Thu) 14:43 | REPLY |   

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