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あなたがいたら ~13~ 

女の去ったこの部屋にこれ以上留まる必要もなく、俺は不快に感じる全身を洗う為にバスルームへ向かった。
まずは歯を磨く事だ。口内に含んだ歯磨き粉は歯磨き粉とは信じがたいくそマジいものだったが、だがこれが庶民の歯磨き粉なんだと自分に納得させた。今の俺にとっては歯磨き粉の味よりも、不快に極まりない口内を洗う事が先決だからだ。
血の味を感じる程ゴシゴシと歯は勿論、歯茎を洗い、そして舌もべーっと出してゴシゴシと洗った。オェっと吐き気をおぼえるまで洗ったところで何度も何度もうがいをした。
服を脱ぎ、触れられた身体を洗う為にシャワーを浴びた。特に舐められた局部は入念に。
おかっぱ女とはあんなに気持ちよかったってのに…。局部を握りゴシゴシと洗いながら、再びおかっぱ女にフェラさせたあの時を思い出すと、俺の局部はムクムクと膨れ上がった。瞳を閉じておかっぱ女とやったセックスに集中すると、俺はいともかんたんにイッタ…。
吐き出された白濁液がザーっとシャワーによって流されて行く様をみながら、泣きながら俺を睨んで顔を歪めるあいつの顔を思い出した。…これを俺はあいつに飲ませたんだよな…スッゲエ不味そうな顔してやがったな…。

司は、つくしに拒絶された事が赦せなかった。

あの女、生意気なんだよ。俺の初めての相手になれたんだ。光栄に思えってんだよ。

鬼畜なことをさせたのは俺だ。だが悪いとはおもっちゃいねぇ。俺の初めての相手になれたんだ。むしろ光栄に思えってんだよ。そう思うのに。俺はあいつの泣き顔を思い出すと、なぜだか頭と胸がキリキリと痛みをあげた。
しかし、その痛みもシャワーを終えて部屋を後にし、ホテルを出る頃には痛みは感じなくなっていた。

この痛みは、つくしを愛する司の悲鳴。つくしを傷付けた男への内なる叫びだった。

『これ以上つくしを傷つけるな』

しかし、今の司にはその必死の叫びも伝わる事はなかった…。


邸に戻る気にはなれず、タクシーをつかまえるとメイプルへ向かった。


***

ちょうどその頃、ある人物が極秘に来日するためプライベートジェットに乗り込んでいた。




★★★

遂にあの方がやって来ます!誰なのかは、みなさんお気づきですよね。


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- 2 Comments

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2017/07/23 (Sun) 20:34 | REPLY |   

きぃ  

ずん〇さん

こんばんは。
そうですね…どっちが早いですかね?
今回のお話は、つくしの事が特別だと気付くよりも司の記憶が戻る事の方が重要なお話になっていると思います。
記憶が戻った時に欠けてたピースがはまり、司が何を想い何を感じるのか?そしてどうなるのか?
つくしがどういう想いで出産したのかを見守って頂けたら嬉しいです。

2017/07/24 (Mon) 01:37 | REPLY |   

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