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恋説 ~10~ 

俺があいつらが待つ部屋へ入ると、中では総二郎とあきらが、あきらの連れの女と最中だった。

耳障りな喘ぎ声に卑猥な水音、更にあいつらのはの浮くような会話…

「きれいだ。」

「桜子の身体、スゲーエロいな。」

…バカじゃねぇか?

「おまえらなにやってんだよ!?」

俺は悪趣味なこいつらのやってることに、呆れと嫌悪感を感じた。

「なにって…クックック…ナニだろ?みりゃわかんだろ?」

「んな事わかる!!そんな事じゃねぇ、今日は俺達で飲む約束だっただろ?」

「全く司は女の裸とセックスを生で見ても反応しねえなんて、やっぱおまえはお子様だな。」

「んだとぉ!?」

「ほら、よく見ろ!これが生のおっぱいだぞ。」

そう言うと、あきらは自身の大きな掌で覆っていた桜子の胸を司を挑発するかの如くなまめかしく触り、その頂をピンとはじいた。

その衝撃に桜子が堪らず声を漏らす。

あぁん

「いいか司、女の身体は楽器と一緒だ。
女が感じるところを鳴らせば良い音色を奏でるんだ。」

つぎは総二郎が桜子が唯一まだ身につけている小さな紅赤色のショーツをひと撫ですると

ひゃあぁん


やべー

感じる…ぞわぞわと…

俺は体中に鳥肌が立った。

こんなん付き合ってらんねぇよ。

「帰る」

「待てよ!誰の為にヤってっと思ってんだよ?」

「はぁ?おまえらが好きでヤってんだろ?」

「「おまえの為だろ!」」

「はぁ⁉」

「あのなぁ、司、明日撮影だろ?」

「あぁ、それがどうした?」

「おまえは撮影内容ちゃんと理解してんのか⁉」

「ただのグラビアじゃねぇぞ、セックスグラビアだぞ⁉」

「キャッチコピーは“野獣降臨!愛する女だけを喰らいつくす男”だろ!」

「女を一度も喰ったことねぇおまえが」

「セックスを知らねぇおまえが」

「「どうやって喰らいつくすんだよ!?!?」」

「……そんなん適当にポーズとっときゃいいだろ?」

「あのなぁ、世間のおまえに対するイメージは野獣なんだよ!野獣だ!つまりリードしてくれるような強い男のイメージだ」

当たり前だろ。まさに俺じゃねぇか。うんうんと俺が頷いていると

「が、今のおまえには無理だ!女を前にしちゃ腰が引けた腑抜け野郎だてめえわよ!」

「腑抜けだと!?」

「あぁ腑抜けだろ?だから22になってもまだ大事に童貞守ってんだろ?」

「べっつに守ってんじゃねぇ。俺はただ…好きでもねぇ女、抱きたくねぇだけだ。」

「くあぁー相変わらず司の心は乙女だな。」

「誰が乙女だよ!」

「大体おまえの喰らいつくすってどんなイメージなんだよ?」

「んあ?喰らうってんだから、噛みつくんだろ?」

途端に、3人は俺の答えがよっぽど予想外だったのか、目を点にして一瞬固まった。
が、すぐに

「「ぶわっはっは…おまえ、そりゃ相手がかわいそうだぞ。」」

大爆笑する総二郎とあきらに挟まれながら、桜子もクスクスと笑いだした。

「道明寺さん、噛みつかれて喜ぶ女性なんてドMだけですわ。」

ドMだとぉー



そこへ、類が場の空気を一新するかの如く現れた。
パンイチ3人組をチラリと一瞥すると、類は無表情のまま俺の前に立ち、一つの封筒を差し出した。

「はい、これ牧野から預かった。」

類が俺に差し出したのは、うちの封筒だった。

「なんであいつは俺に直接渡さずに類に?」

そんな些細な事なのにイラついてた俺はさらにイライラしちまう。

「ん…プッ…なんか慌てて帰ってったよ」

類は突然なにかを思い出したかのように笑いだした。
類が笑う理由に検討がつかず、そしてなんで牧野が俺に直接渡さなかったのかにもイラついてきた。そして、そんな俺のイライラに気づかないのか、あきらと総二郎がますます俺の怒りに火をつけた。

「なんだよ残念。あいつ帰っちまったのか。」

残念だと?

「今日の牧野だったら抱いてもいいと思ったぞ。」

抱いてもいい?

「お!奇遇だねぇ。」

奇遇だと?
つまり総二郎だけじゃなく、あきら、お前もなのか…?
そんなやらしい目で牧野を見てたってのか!?

そんな俺たちのやり取りを見ていた類、またクスりと笑いだした。

「クスッ…抱きたいと思ったでしょ?司も。」

「「「………!?」」」

パンイチ3人組であるあきらと総二郎と桜子は目を見開いた。
あきらと総二郎は、生の女の裸をみて反応しない司が、まさか反応するとは思っていなかった。
しかもあの牧野に…。
そして桜子も、自分に欲情しなかった司が、まさかあんなまな板女に?と信じられなかった。

「だ・だ・だれがあんなちんちくりん相手にすっか!」

「そうお?俺はかわいいと思うけど?」

「フン、類も随分物好きじゃねぇか。あの地味牧野だぞ?」

「俺は構わないよ。じゃ、抱いてもいいよね?」

類の挑むような視線。俺はガキの頃からこいつのこう言うところが苦手だった。
何もかも見透かされてるような気がしてなんねぇ。

「クソ!勝手にしろ!!」

俺は腹いせにアイスペールを掴むと、パンイチ3人組めがけて中身をぶちまけてやった。

「ひゃー冷たい!」

「つっめて!」

「うわっつめてぇ!」

「「司ふざけんじゃねえぞ!!」」

あきらと総二郎がイカってんのをBGMに、俺はメイプルを後にした。




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2017/07/10 (Mon) 09:17 | REPLY |   

きぃ  

kac〇さん

こんばんは。
投票ありがとうございました。

ホント司のためになってないんです(笑)
今後の流れは撮影なんですが、その前に甘めにエピをいれるか、しょっぱいエピをいれるか、辛めエピをいれるか検討中です。
どれにするかで今後の話しの流れがぜんぜん変わるのでどうしようかなぁ。。
さらに、その流れで桜子の重要度も大きくかわるんです。
なやむなぁ。。。

2017/07/10 (Mon) 22:18 | REPLY |   

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