Archive: 2016年12月  1/4

本当に欲しいプレゼントは ~9~

司は道明寺ホールディングス日本支社のオフィスで、つくしへの事実無根のバッシングがおさまらない事に苛立ちを隠せないでいた。クソッどうしたらあいつとなのかを守れんだよ!最早司は仕事にならなかった。西田にこの後のスケジュールを空けさせてある物を手配させた。向かったのは、つくしの両親が滞在するメイプルの一室。両親の元にもマスコミが押し掛けたので避難して貰っていた。そして両親に案内されて向かったのは、進と春...

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本当に欲しいプレゼントは ~8~

道明寺司の蕩けるような微笑みを目にした多くの女性たちは感嘆し、胸をときめかせた。しかし普段決してビジネススマイル意外みせることのない男、その微笑みはただ一人の女性にのみ向けられている事実を知った、こころない人たちの嫉妬による牙がつくしに向けられた。その先陣を切ったのが、かつて英徳でつくしに嫌がらせをしていた浅井、鮎原、山野の三人組だった。彼女たちはマスコミにつくしの高校時代のクラスメイトとしてイン...

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“本当に欲しいプレゼントは”の今後の投稿

みなさんこんにちは。本当に欲しいプレゼントはは、クリスマスから始まり、つくしの誕生日できっかり終わらせる予定だったんてですが、すっかりずれ込んでしまってます。やまない雨とMarry Me?を楽しみにしてる方には申し訳ないのですが、こちらはもうすぐ完結するのでお待ち下さい。にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ(文字をクリック)...

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本当に欲しいプレゼントは ~7~

俺は立ち去ろうとしている牧野の背中を見つめながら、今この手を手放してしまったら、きっと二度と掴みなおすことはできないだろう。そう予感ではなく確信した。例え監禁してでも邸から出すわけに行かない。「邸の門の前にマスコミが集まってて外出れねえぞ?出れたとしても、おまえのアパートにも集まってんだろうな。」よし!牧野の足が止まった。「おまえはそんなとこに、なのかを帰すのか?」例え卑怯だと言われようと、俺は使...

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本当に欲しいプレゼントは ~6~

明寺の居なくなった部屋で一人、ボーっと暖炉の火を眺めながら再開してからの事を思い出していた。すると、携帯電話の着信音が鳴り響きだした。ディスプレイを見ると、“滋さん”こんな朝早くからどうしたんだろう?つくしは不思議に思いながら出た。「つくし、今どこにいるの?」「え!?…あのう…家だよ?うん、そう、家にいるの。」滋は盛大な溜息をついた。「もうわかってるからいいよ。隠さなくて。司といるんでしょ?」「ななな...

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本当に欲しいプレゼントは ~5~

眠った牧野を俺のベッドに運びたい。だが、なのかがいる手前それはできねえな…。かといって牧野をなのかの眠る部屋に運んだら、俺は一人で眠らなきゃならない…俺は牧野の甘いにおいをもっと嗅いでてえし、ぬくもりを感じてたかった。このままでいいか…。俺はベッドじゃなくても牧野さえいればどこでだって構わない。もうすっかり大人と呼ばれる年齢の女性となったというのに、相変わらず無防備に眠る牧野。ほかの男の前でもこんな...

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本当に欲しいプレゼントは ~4~

着替えた私となのかのもとに、びしっとタキシードに着替えた道明寺が現れた。「つかしゃくんおうじしゃまみたいだね♡」「ハハッ、王子様!?どっちかっていうと王様って感じじゃない?」「やだあ!つかしゃくんは、なのかのおうじしゃまなのよ♡」「じゃあ、なのかは俺のお姫様だな!」「うん♪」そう言うと、くるっと回って見せた。そんな様子を二人で眺めながら司はつくしの耳元に顔を近付け囁いた。「すげえきれいだ...

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本当に欲しいプレゼントは ~3~

どこに行くんだろう?と思ってるうちに、なんだか嫌な予感がして来た。この不安が予感で終わって欲しい。そう思って私は道明寺に確かめた。「どこに行くの?」「おれんち。」そんなの当然だろ!とでも言わんばかりに言われてしまった。 「ねぇ、今日イブだよ?お邸だとクリスマスパーティーしてるんじゃないの?」「クックッ……それなら俺は今頃邸にいるはずだろ?パーティーなら親父とお袋がNYでやってっから、おまえが心配する事な...

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本当に欲しいプレゼントは ~2~

既婚者だと思っていた牧野が、思いがけず独身だと聞いて、俺はつい肩を抱き寄せてしまった。私は急に道明寺に肩を抱き寄せられて焦った。娘が見ている前で恥ずかしくもあったし、それより本当は私自身の問題。あいかわらずこの男は、夜でも分かるほどに男性とは思えないきめ細やかな肌をしている。そして、積み重ねてきたであろう経験値が見た目から溢れる男の自信となっている。それは、持って生まれた道明寺の魅力だけではなく、...

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本当に欲しいプレゼントは ~1~

それは、本当に偶然だった。だが俺は、そのまま偶然なんて簡単な言葉で済ませたくなかった。今日このクリスマスイブに会えた事は奇跡かもしれない。考えるより先に体が動いていた。車を運転手に無理矢理止まらせると、今目撃した場所まで走り抜けた。見失いたくない。見失う訳に行かない。見つめる先、かつての恋人は年月を重ねて大人になっていたが、見間違えるわけがない。あいつだ、あいつだった、間違いない。懐かしさに顔が綻...

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