Archive: 2016年08月  1/2

赤い糸をたぐりよせて~11~

司からは何も聞き出せそうにないな。「オレ、今から牧野んち行ってみよっと♪」類が、司を刺激するように言い出した。類ナイス!総二郎も同意した。「おー。行こうぜ!」ふざけんな。誰が行かせるかよ。「おい、お前ら今から行くのか?」「「「ああ。」」」「こんな時間にいくんじゃねぇ!」「ハハハッまだ、7時だよ?」「…もう7時だ。ダメなもんはダメだ。」「おまえは記憶を失ってもかわんないんだな。」あきらは司の独占欲剥き...

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赤い糸をたぐりよせて~10~

プルルルル…ガチャッ。「わたくしです。」「わたくしって誰だよ?」「…。あなたという人は…。お父様が倒れられたわ。解っているとは思いますが、今後、様々な影響が出てきます。」「俺、行くわ。高校卒業したらアメリカに!」「あなた、自分がおっしゃっている事の意味が解っているの?」「俺は、今まで散々やってきて、財閥にも迷惑かけてきたから、罪滅ぼしだ!」楓はここまで聞いて溜め息をついた。「いいこと?飽きたと言って...

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赤い糸をたぐりよせて~9~

あれから優紀との待ち合わせ時間まで、つくしは死んだように眠った。カフェは、優紀がオススメするだけあって、落ち着きつつ、女子心をくすぐるカワイイ店内だった。話始めようとすると、「みやちゃんとうまくいかなくて悩んでいる三浦君の事、見ていられなくて…。あたしじゃだめ?」「ねぇ、つくしの後ろの席の子、告白しているみたいだね!」つくしも気になって後ろにソッと視線を向けると、相手の男の手を握りしめて、今まさに...

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赤い糸をたぐりよせて~8~

つくしは帰宅し、カップラーメンのお湯を沸かしながら溜め息をついた。「ハァ…。」進が、パパとママの所に泊まりに行っててよかったよ。バイト、無断欠勤しちゃった。優紀に悪い事しちゃったなぁ。つくしは3分待つ間、スマートフォンを確認すると、予想通りの着信とLINEメッセージ。とりあえず、今日の夕方に優紀のオススメのカフェで待ち合わせる事にした。朝からスーパーカップのみそ味を平らげ、お腹一杯!こんなとこ、F2や桜...

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赤い糸をたぐりよせて~7~

バタバタバタ…。廊下の外がやけに騒がしい。トントン!!誰かがドアをノックした。入ってきたのは、血相を変えたタマだ。「坊っちゃん…旦那様が倒れられました。」司は目覚めたばかりで頭がはたらかなかった。今、なんつった?親父が倒れたって聞こえたぞ?鈍器で殴られたような衝撃を受けた。それが意味する事は、司にだってわかる。まずは、シャワーを浴びて頭と身体ををスッキリさせたかった。そこで初めて、隣にいたはずのぬくも...

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赤い糸をたぐりよせて~6~

にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ(文字をクリック)時計は朝8時をまわっていた。つくしはあまりの空腹感に襲われて目が覚めた。そういえば、昨日の昼食から何も食べてないなぁ。明け方までの行為で疲れ果てたのか、隣で眠る愛しい男は数時間前までの色気はどこへいったのか、こどものような寝顔で熟睡中だ。つくしは昨夜の事を思い出し、気恥ずかしさと、お互いが初めての相手になれた事への嬉しさと共に、例え一夜でも道明寺...

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赤い糸をたぐりよせて~5~R

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※ここから先は、R指定です※年齢が満たない方や、苦手な方は、ご遠慮ください。・・・・・・・・・・・・・・・・・・俺がまだ童貞だぁ??「なぁ、俺達付き合ってたんだよな?」「あんたは覚えてないだろうけど、ぅん。一応ね。」 てか、一応ってなんだよ。司の眉間には青筋が浮かんできた。「これまで、そういうムードにならなかったのかよ?」「ん…。あったかなぁ。でも、美作西門ペアがドーンとか、椿お姉さんがバーン!!とかあ...

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赤い糸をたぐりよせて~4~ R

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※ここから先はR指定です※年齢が満たない方や、苦手な方はスルーして下さい。 初めての相手は道明寺なんだと、あの時までは思 ってた。でも、もうそんな事は有り得ないのだと諦めたのに…。 もう、こんな機会ないかもしれない。例え、あたしを好きだった事を忘れられてても、やっぱり初めてはあんたがいい。 つくしは静かに、だが、しっかりと道明寺の目を見つめて頷き、その強い意思を持つ大きな瞳を閉じた。 それを合図に、司はつ...

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赤い糸をたぐりよせて~3~

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夕方に寝始めた為、起きるとまだ辺りは真っ暗だった。時計を見ると、12時。 こんな夜中に目覚めてしまったが、なんだかいい夢を見た気がする。目覚めがこんなにいい気分なのは、いつぶりだろう。 こいつが隣に寝てるからなんだろうか。 司はつくしの寝顔を右手で頬杖をつき、左手で、顔にかかる髪の毛をすきながら、薄明かりに浮かび上がるつくしの顔を眺めた。特別目を引く美貌ではないこの女のどこが、俺は気になっているんだろ...

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赤い糸をたぐりよせて~2~

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どれ位の時間抱きしめあっていたのだろう。泣き止んだつくしを、司は産まれたばかりの赤ちゃんを抱くように、そっと抱き上げ車に乗せた。 つくしは号泣した事で疲れ果て、司の膝枕で眠ってしまった。 二人を乗せた車は屋敷に着き、司に抱き抱えられ、安らかな眠りについているつくしを見て、たまは目頭に浮かぶ涙を必死に堪えて、「坊っちゃん、思い出されたんですね。」「…?たま、何泣いてんだよ。」「また、坊っちゃんがつくし...

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