Category: 短編  1/4

おとぎ話 ~2~

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~30年後~17歳になったツクシーヌはこのお城に勤め始め二年目を迎えていました。元来の勤勉で実直な性格から、丁寧でありながら素早い仕事ぶりは定評で、誰にでも優しく親切な事からもみんなから好かれ可愛がられていました。そんなある日、ツクシーヌは初めてツカサヌス王子の眠る部屋の清掃を任されました。通常この部屋は使用人頭のタマンが任されているのですが、ぎっくり腰となり、急遽代役が回ってきたのです。「いいかい...

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おとぎ話 ~1~

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このお話はタイトル通りおとぎ話になっております。まんまなタイトルですよね(;^ω^)その為、登場人物の名前も若干変えてありますので違和感を感じる方、ネーミングセンス等色々と思うところがあるかもしれませんが、ファンタジーですので明るくご容赦下さい。司=ツカサヌスつくし=ツクシーヌ楓=カエデン椿=ツバキーユタマ=タマン*****昔々、ここ日本から遥か遠い遠いとある国をドー・ミョージ一族がおさめておりました。...

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Love Letter ~中編3~

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翌日、道明寺は約束通りランチタイムになると教室に迎えに現れた。道明寺との交際に不安がないわけではないが、昨日のランチは思いのほか楽しかった。ここに入学してからずっと孤独だったつくしにとって、初めて楽しいと思えた時間だったのだ。そして、今こうして又来てくれた事が例え衆人監視という恥ずかしさはあるものの嬉しくもあった。「行くぞ。」つくしはバリトンボイスの司に呼ばれ自らの弁当を持つと小走りに駆け寄った。...

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Love Letter ~中編2~

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つくしはバイト先の和菓子屋へ入りスタッフルームへ駆け込むと、大きく深呼吸をした。今日は朝から怒涛の一日だった。「どうしたの?すっごい溜息ついて。」「あっ!優紀来てたんだ?」「来てたんだ?じゃないわよ。どうしたの?」優紀の顔を見たら、話さずにはいられない衝動にかられた。というよりも、聞いてほしかった。こんな事優紀以外に相談出来る人もいないしこれ以上一人でため込むにはキャパオーバーになりそうだった。「...

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Love Letter ~中編1~

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キーンコーンカーンコーン♪授業の終わりを告げる鐘が鳴ると同時、ガラ―ッと教室のドアが勢いよく開いた。当然教室中の視線がそこに集中し、女子たちは普段中々間近で見る事が叶わないアイドルのような存在である道明寺司の登場に黄色い声を上げて喜び、男子は緊張して押し黙る者もいれば、圧倒的カリスマオーラに女子にも負けない歓声をあげる者もいた。そんな中、一人無言で俯いているのは司がこの教室を訪れた目的の人物であり愛...

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