残暑見舞い申し上げます。 

ご無沙汰しております。
みなさん夏はいかがお過ごしでしょうか?

私は無事に帰省から戻って来たのですが、やっぱりこっちはムシムシ暑いですね。明日から更に暑くなると天気予報で出てますし、既に又田舎に戻りたくなっています…。

半月程お休みを頂き、私自身すっかり忘れていたのですが、スーパー読者のSさんから、夏休み中に私が二次ブログを開設して一周年を迎えたと教えて頂きました(*ノωノ)
Yahooblogで“Tresor”を開設したのが、昨年の8がつ19日だったのです。なんでこんな憶えづらい日に開設してしまったのか…。それでも憶えて下さってたSさん、ありがとうございます♡


そんなわけで、一周年企画!!やります!!!

と高らかに言いたいのは山々なんですが、そんな大声で告知する程の準備もしてませんのでこっそりと…

ご存知の方もそうでない方もいらっしゃると思いますが、、私のお話の中で、『本当に欲しいプレゼントは』というお話があります。その中で出てくるオリジナルキャラクターのなのかちゃんと類の恋物語を類の誕生日企画で投稿し、続編も途中まで投稿していたのですが、そのCPに対してネガティブなコメントを頂いた事がショックでずっと鍵をかけております。
でも、続きを楽しみにして下さってる読者さんもいらっしゃるので、お話を完結させて今月中のどこか一日だけ、鍵を外して公開します。公開先はこのTTDでにしますが、告知はTresorでさせて頂きますね。更新したかはブログ村の新着情報ででも確認頂けたらと思います。
つかつくではないのでがっかりした方もいらっしゃるかもしれませんが、ご理解頂けたら幸いです。


これからも、こんな私と私の拙いブログで少しでも楽しんで頂けたら嬉しいです。


愛と感謝を込めて…きぃ




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暑中お見舞い申し上げます。 

みなさん八月に入りましたね。
夏も本番になりましたが、いまいちぱっとしない天気が続いている今日この頃ですね。

子供たちが夏休みに入り、明日から2週間田舎へ避難しに行ってきます。
家族に隠れてこっそりとブログを更新しているのですが、この2週間は隠れてするのは無理だと思うので、私も思い切ってブログの更新をお休みさせて頂きたいと思います。
楽しみにしてくださっている方には本当に申し訳ないです。

次回の更新は早ければ21日を予定しています。
もし、出来なかったらすみません。

皆さんも素敵な夏をお過ごし下さい。

では、いってきます。


きい




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あなたがいたら ~19~ 

一ヶ月に渡る欧州での視察を終え、NYへ戻る為に空港へ向かう車内でそれは報告を受けた。

これまで記憶にない程多くの司が起こした不祥事を、道明寺という圧倒的権力と財力で片付けてきた。

それらは英徳での赤札なんていうくだらない遊びや、チンピラとの喧嘩だけだった。

女性関係といったら牧野さんだけ。
司なら他のどんな女性でも選べたでしょうに、牧野さん以外の女性にはめもくれなかった。

それが、あの事件で牧野さんの記憶だけを失い、牧野さんの代わりに別の女性と近づいた。
でも、その方の事もあっという間に遠ざけたと報告されていたから、てっきり司は元の女嫌いに戻ったんだと思ってたら…。
まさかこんな発情期の野良犬みたいな事になってただなんて。

にわかには信じられなかった…。

でも、添付されている写真は間違いなく司だわ。


バンッ!

「一体なぜこんなにも報告が遅れたの?」

この沸々と胸の奥に沸き上がるものはなんなのかしら。

「はっ、支配人にも何らかの考えがあったのかと…」

「そう。わかったわ。」

「行先変更よ。今から東京へ行くわ。至急後任の支配人の選定をなさい。」

第一秘書の西田は業務を遂行するべく楓との話を終えると関係各所への電話連絡を始めた。

楓は移り変わる車窓からの風景を眺めながら、今目にした報告書の内容に頭を抱えていた。


司がメイプルのプレジデンシャルスウィートへ、毎夜女性を連れ込んでいるという事。日によっては複数。それもどこの馬の骨ともわからないような女性たちばかり…。

メイプルの利用者は一流の人間ばかり。当然その中に違う毛並みの人間が紛れ込んでいたら目立ってしまう。

報告書を見る限り、実際この半月何件ものクレームもあがっていたみたいだ。
・下品な女性が騒いでいる
・裸の女性が廊下にいる
・風俗嬢が出入りしているのか?
…etc.

まさかそれらを招いていたのが自分の息子であるなんて…。

ハァー…愚かな息子。


「しゃ…う…ちょ……しゃ…社長!社長!」

わたくしとした事がらしくもなく物思いに耽ってしまっていたと気づく。

起きている時間は全て財閥の為にある。
今は、メイプルに着くまでの時間は仕事に集中しなくては。

瞳を閉じて呪文を唱える。

『財閥の為。財閥の為。財閥の為…』

再び瞳を開いた時、わたくしは母ではなく道明寺財閥社長の道明寺 楓になる。


***
メイプル東京に到着したのは夜の9時

支配人がわたくしの到着を出迎えた。

今回の不始末の事があるからだろう、いつになく張り詰めた表情の支配人を一瞥すると、私から最後の労いの言葉をかけた。

「ご苦労様。あなたには今をもって支配人を降りて頂くわ。」

これでこの支配人は過去の人。

「しゃ…社長。」

顔面蒼白になっている目の前の男になどもう用はないのよ。

「西田、後任は?」

「はい。こちらが新支配人の田所でございます。」

そう紹介され、後ろを追随していた七三分けのその男は“旧”支配人を隠すように前に立った。

「田所でございます。宜しくお願い致します。」

丁寧にお辞儀をし、嫌味のない営業スマイルを浮かべた。

“旧”支配人を透明人間のように見向きもせずに通り過ぎると、楓は“新”支配人と西田を伴いエレベーターに乗り込んだ。

支配人に鍵を開けさせ、ドアの前で待たせると楓は西田と共に中へ乗り込んだ。

一歩、また一歩と奥へ進み、その場の異様光景を目にした楓。

世間では鉄の女と評される彼女でも平常心を忘れ目を背けたくなる惨状だった…。

「なんなのこれは…」



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あなたがいたら ~18~ 

俺は入学してからまともに通っていない英徳大学へ行った。
目的は勿論講義を受ける為ではない。
昼時なので、目的の人物はカフェテリアにいるだろうと思い向かってみると、その相手はすぐにみつかった。

好物のフルーツグラタンなんてまずそうなもんを、満足げに食べていやがる。
まだ俺に気づかないそいつの元へズンズンと進み、空いている隣の席へ腰かけた。

チラリと俺に視線を走らせると、一瞥したのみで顔いろ一つ変えずに黙々と食べ続けている。

ダチが来たってのにその態度はなんなんだよ。まぁ、こいつは昔からこうだ。
早く済ませようと用件を伝えた。


「類、あのおかっぱ女の番号教えろよ?」

俺の問いかけに、今度は目を見開いて驚きの表情を露わに俺をジッと見つめてきた。

「何急に!?司、もしかして何か思いだした!?」

なんでそんな、類が驚くんだよ?

司はこの時類の驚いた顔に意表を突かれ、類がなぜ思いだしたかを確認した事が、おかっぱ女という言葉からきているとは考えが及ばなかった。

「いや。ちげーよ。
クックックック…あのお…」

続きを言いかけたところで、後ろから総二郎とあきらが現れ話の腰を折られた格好となった。

「おい、司!お最近お盛んなんだって?」

そう言いながら二人も空いている席に腰かけた。

どう見ても興味本位の茶化す態度で現れた二人。

「しっかしおまえ、手出しすぎなんじゃねぇか?」

「おまえらに言われたくねぇよ。」

「俺を総二郎と一緒にすんな!俺は一途なんだよ。」

総二郎と一緒にはされたくないと、不倫なんて行為をしているにも関わらず、昔からあきらは一途を強調してくる男だ。

「俺だって最近の司ほどじゃねぇぞ。」

総二郎の発言を聞いた途端、それまで黙って顔いろ一つ変えずに聞いていた類が俺を真っすぐ見捕らえ口を開いた。

「司、知らない女と気持ち悪くないの?」

その声は冷気を帯びた冷たい口調だった。

「あぁ!?」

そして、顔いろ一つ変えていないと思っていたが、その目からははっきりとした怒りが感じられた。こんな怒った類、初めて見た。…いや、…病院でだ。
あの時もわけわかんねぇ事言って俺を殴ろうとしやがったよな。
そうだった、俺はあの時類を庇ったあのおかっぱ女を殴ったんだった。
なんだろうな、悪い事したなんて思ってねえし、むしろあいつが勝手に間に立ちはだかったんだから俺は悪くない。なのに、なんでこんなイラつくんだよ…。

「ちょっと前までの司は知らない女に触れるなんて気持ち悪がってたろ?」

確かにな…。あの快感を知る前の俺はそうだった。

「…」

この場の空気が凍り付いたのを察知したんだろうお祭りコンビは、又いつもの様に揶揄うような口調で話し始めた。

「まぁ、司も漸く男になったって事だろ?」

「あぁ、はっきり言って遅すぎたくらいだろ?
ところで、初めてはどうだったんだよ?」

「そうだ、せっかくずっと守ってきた童貞をおまえが捧げたのはどこのだれだよ!?」

別に守ってたわけじゃねえ。ヤル気がなかっただけだっつーの。
てか、こいつらにまだ言ってなかったか。
俺はどんな反応をするのかが楽しみになった。

特に、類のな。

「んぁ!?名前なんて知らねえな。ックックック…俺よりおまえらのが知ってんだろ?」

………?お祭りコンビは顔を見合わせ、アイコンタクト交わした。

クックックック…

「俺らが知ってるって一体誰だよ?」

答えを気にするお祭りコンビを他所に、司は類の薄茶の瞳をじーっと見つめると、ニヤリと薄ら笑いを浮かべてその人物を告げた。


「類の女」


その瞬間、3人が明らかに衝撃を受けただろう事がよくわかった。表情から笑みが一切消え、真顔に変わったから。


「「「…まさか!!!」」」

俺はこいつらが驚いたのがおかしかった。
しっかし笑うとかするとか思ったがなんだよ真顔になるって…。

司はこの時3人がどんな気持ちかも気づかずに、言葉を繋げた。
その言葉が更に3人の怒りに油を注ぐ事になるとは露ほども思わずに…。

「あのおかっぱ女、性懲りもなくうちの邸に来やがったからな…ックックック
どうせ類だけじゃなくおまえらも仕込んだんだろ?
あいつあんな貧弱な身体してるくせしてうめぇんだな。クックックック…」


俯いていた類は顔を上げると生意気にも又俺を睨みつけてきやがった。

「まさか…おまえ無理やりやったのか!?」

なにさっきからマジに怒ってんだよ?
相手はただの庶民だろ?俺様の初めての相手になれたんだ、それだけで末代までの名誉にきまってっだろ?大体おまえらもやってる事だろ?

「それがどうした?
あいつ処女じゃねぇくせしてもったいぶりやがって、散々抵抗したけどな…スゲー気持ちよかったぞ。
あいつ俺のセフレにしてやっから番号教えろよ。
いいか、俺が飽きるまでおまえらは手出すんじゃねぇぞ。」

この俺様があんな庶民の女を指名してやってんだ。あの時は嫌がってたが、貧乏人には出来ない贅沢の限りをさせてやったらあいつも喜んで股をひろげっだろ。エステに一流ブランドの服着せてアクセをつけて、うまいもんでも食わせてやりゃあ…むふふふふ…
俺はこの後類から番号をゲットして、今夜の事を妄想して浮かれていた。

そんな俺は激しい頬への打撃で我に返った。

「牧野はそんな女じゃない!」

類に殴られた痛みは勿論、殴られた事実にショックを禁じ得なかった。

「あいつは俺らの大切なダチだ!」

呆然としていると更に総二郎にまで殴られた。なぜ殴られたのか理解できず、反撃しようと立ち上がろうとしたところを、今度はあきらにまで思い切り殴られ、防御がとれなかった俺はみたび吹き飛ばされた。


類と総二郎同様、あきらもすげー怒ってる。思えばあきらがきれるのも珍しい事だ。

「今のおまえに言うだけ無駄だろうがな、あいつはおまえが心底惚れた女だぞ。」

「フン。おまえらとち狂ったのか!?あんな貧乏女に入れ込みやがって!!」

そうは言っても、自分自身が一番入れ込んでる自覚がある。

3人はその後振り返る事無く去って行った。


この時道明寺所有の自家用ジェットが東京へ向かって飛行していた。

怒りに満ちたあの方を乗せて…。

そんな事とは知らない俺は、あいつらから受けた仕打ちの怒りと、あのおかっぱ女の情報を得られなかったイライラからある番号へ電話をかけた。それも何度も何度も…

数時間後、電話をかけた依頼先の人間達がメイプルの滞在している部屋をノックした。

トントントン!


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あなたがいたら ~17~ 

邸を後にした司は、そのままメイプルの最上階にあるプレジデンシャルスウィートへ向かった。
数時間前までいたこの部屋に、まさかこんなに早く戻って来る事になるとは思ってもいなかった。

しかしあのまま邸にいたら息ができねぇ。
幼い頃から邸は自分にとって決して居心地の良い場所ではなかった。
なら一体どこが自分にとって居心地の良い場所なのだろうか?
この先自分にそんな場所がみつかるのだろうか?
諦めとも言える境地に来ている。

だが、本当にそうだっただろうか?
俺の忘れてしまった記憶は、俺の居場所を知ってたんじゃないか?
この手は、あったけえぬくもりを知ってた気がする。

ふとそうした考えが浮かぶ事がある。

自分自身信じられねぇくらい笑顔で誰かとバカ話して笑ってる夢をみたり

夢じゃなくて現実だったんじゃ…?

だが、それ以上を考えようとすると激しい頭痛に襲われる。

そうした時は痛みから逃げるように酒を飲み気を紛らわしてきた。

そんな日常の中、あの日、あのおかっぱ女を抱いてた時だけは俺の中のイライラやモヤモヤしたものが晴れていた。

その後強制的ではあるが眠らされ、あの時もすげーぐっすり眠る事ができた。

あの快感が俺をスッキリさせたんだろう。セックスが俺のイライラを解消してくれる。
いいストレス解消方法を見つけた。あの女、俺のおもちゃにしてやる。
司はそう結論づけた。

しかし、つくしの行方を邸の者に聞いても誰一人明かしてくれない。
そもそも俺はあいつの名前すらしない。


今日は1杯じゃ足りなくて、2杯、3杯と飲み、一体何杯飲んだのかすら記憶にないが、気づいたら俺はベッドの上で眠っていた。

そして、気が付いたら窓から陽はさしておらず、煌びやかな夜景が窓という額縁の向こう側に見えた。

気怠い身体を起こして熱めのシャワーを浴びると、服を着て俺は昨日同様夜の街に繰り出した。

昨日とは違うクラブへ行き、寄って来る女は誰でもよかった。
大事なのは俺がその気になれるかだ。

二人組の女が声をかけてきた。
余計な事はどうでもいい。
おしゃべり?俺はしらねえ奴と話して楽しむ気はねえ。
駆け引き?ヤルかヤラナイか。ただそれだけの事。

会って間もない女達をメイプルの部屋へ連れて行った。

こんな庶民じゃスウィートはおろかメイプルにすら脚を踏み入れたのは初めてかもしんねえな。

興奮ぎみの女達に俺はある事の命じた。

「俺のを舐めろ。」

「「…?…!!」」

一瞬何を言われたのか分からなかったのか、困った顔をした二人だったが、次の瞬間意味を理解したのか笑いだした。

「いきなり舐めろとかってあり得ないし!」

「もう、爆笑!!」

「うるせー!これは冗談なんかじゃねぇからな。俺をその気にさせてみろ。出来たら5万やる。」

「えッ…そんなんで5万くれるの?」

「ああ。どうだ?ちょろいか?」

「クスッ…あんたイケメンだしいいよ。じゃ、二人分10万ちゃんと用意してんでしょうね?」

「当たり前だ。」

俺の言葉を聞いた直後、女達は俺のパンツを脱がせにかかった。

迷彩柄のボクサーパンツが露わになり、その布越しにまだ力なく眠っている俺を撫で退る女と俺のシャツを脱がし始めたもう一人の女。

乳首を攻められ、息子を攻められ、キスをされ、それでも俺の息子は眠ったままだ。
次第に女達も徐々に1枚、又1枚と服を脱いで下着になり、ほぼ裸になりながら、俺を全身を使って刺激してくる。
女の胸に挟まれたり、口内に含まれしゃぶられたり…

昨日の女同様どの行為も不快でしかない。
触れられる度にゾクゾクと感じるのは武者ぶるいみてえなもんなのか?
このゾクゾクを抜けたら俺は、あのおかっぱ女で感じたような快感を感じる事ができんだろうか?

必死に堪えてその時を待つも、待てど暮らせどなんの変化もない。

どれだけの時が経ったのか、次第に女達がイカりだした。

「てゆうかさ、あんたいんぽ?」

まただ…

「こんなにして勃たないなんて病気なんじゃん?」

「うるせー。俺はいんぽじゃねぇ!!」

又してもいんぽ呼ばわりされた俺は怒りに任せてショーツ1枚の女達を部屋から追い出した。

ドンドンドンドン!!

「ちょっとふざけんじゃねぇ!お金払いなさいよ!」

「うるせー。俺は勃ったらって言っただろ。」

イライラするも、財布から10万取り出すとズカズカとドア向い、勢いよくドアを開けて女達めがけて金を投げつけた。

「約束の金だ。金輪際俺に話しかけんじゃねえ!!」

そう言い放つとドアを閉めてシャワールームへ直行した。

触れられた全身を真っ赤になるまで洗うために。


俺はそれから2週間、毎夜彷徨うように同じ事を繰り返した。
何人の女が俺の身体に触れたのか、正直憶えてねぇ。
その誰もが俺をその気にさせる事はなかったんだから、俺にとってはどうでもいい人間だ。

やっぱおかっぱ女しかいねぇのか?





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